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プロフィール> 仕事、建設コンサルタント魚類調査担当しています

 

従来より行われてきた河川改修等の工事は、洪水等のリスクから流域住民の人命や財産を守ってきました。

しかし一方で、これらの工事は親水性や生態系を破壊し、河川環境の悪化につながるものでした。

近年、環境意識の高まりとともに、人命や財産の保全だけでなく、河川環境の保全も求められています。

私は魚類調査者として、『河川に生息する魚類の生息環境の保全』に係る仕事をしています。

捕獲調査

 

投網や電気ショッカーをつかって、魚を捕獲して調査します。

 

投網は4~5kgあり一日中投げるのは容易ではありません。

電気ショッカーも10kg程度ありますので、一日中背負っての調査は、見た目以上に重労働です。

捕獲される魚はもっと大変でしょうが…

 

よく、遊びみたいで楽しそうと言われますが、現地調査やデータ整理、報告書の作成と、結構大変です。

潜水調査

 

水深が深く、捕獲が困難な場合には、潜水観察により魚類の生息状況を把握することもあります。

 

ダムの落ち込みに形成される淵なんかでは、多くの魚が溜まっています。

魚道などが整備されていないと、サケやサクラマスといった大型の個体が、遡上できずにさまよっています。

 

このような光景が減るようにとコンサルは調査していますが、釣り人にとってはきっといい迷惑かな???

産卵遡上調査

 

サケやサクラマスが海から川に戻ってくるのは、産卵のためです。

 

河床を掘り起し、そこに卵を産みます。産み落とされ卵に再び礫を被せるため、『産卵床』と呼ばれる凹凸が河床に形成されます。

 

我々は、その産卵床を計数し、どのくらいの親魚が遡上してきたのかを調査します。

 

産卵床を作った後の親魚は、河床を掘ることにより傷つき、肉や骨がむき出しになりながらも懸命に産卵床を守っています。このような光景を見てしまうと、とてもじゃありませんが淡水釣りをする気にはなれません。。。

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